皆さんは、桑の葉茶の効果・効能を知っていますか? 蚕の餌として利用されている桑の葉ですが、実は、古くから生薬として使用されており、近年は、体に優れた効能を発揮する健康食品として注目を集めています。 ここでは、今注目の桑の葉茶の優れた効果・効能についてお届けします。 桑の葉茶の効果・効能とは? 桑の葉茶の効果・効能(1)...
桑の葉茶(桑茶)とは?
桑という植物は、クワ科クワ属に分類される落葉樹で、同じ仲間にコウゾやイチジクなどがあります。 桑の葉茶(桑茶)は、桑の葉がまだ鮮やかな緑色をしている時期に摘み取り、お茶として飲めるよう加工して作られる健康茶です。桑の品種は大きく分けて3種類
日本で栽培されている桑の品種は大変多く、一説には数千種類にも及ぶと言われています。 その桑栽培の原種は、大きく分けて「ヤマグワ」「カラヤマグワ」「ログワ(ロソウ)」の3種類に分類されます。桑の葉茶の歴史を紐解くと、古代にまで遡る!?
中国最古の薬物書にも桑が登場!
近年、健康茶として注目を浴びる存在となった「桑の葉茶」。 その歴史は古く、遡ると中国最古の薬物書『神農本草書(しんのうほんぞうきょう)』にたどり着きます。 薬物書では、365種類の植物や動物、鉱物が薬として集録されており、その中の一つに桑の効能も記されています。現代では、医学的・科学的に研究・証明
昔から生活の知恵として語り継がれてきた桑の効能については、近年公的機関でも研究され、その効能がより詳しく明らかになってきました。
桑の葉茶の歴史を知れば、養蚕に不可欠な植物としてだけでなく、健康に役立つパワーを秘めた植物として、古くから桑が重宝されてきたとわかります。
桑の葉茶の効能・身体に与えるメリットとは?
最近では、なるべく薬に頼らず自然のもので健康を維持したいと、毎日の生活に健康茶を取り入れる方も多いようです。 数ある健康茶の中でも桑の葉茶は ・桑の葉の特有成分の働きによる「血糖ケア」 ・「排塩」に役立つ3大ミネラルが豊富 ・カリウムは「むくみ対策」にも ・豊富な食物繊維が「便通」にアプローチ など、他にも様々な効果が期待できます。血圧ケアに役立つ3大ミネラルたっぷり!
桑の葉には、ミネラルやビタミン、食物繊維などたくさんの栄養素が豊富に含まれています。
例えば、血圧ケアとして塩分の排出に役立つ3大ミネラルである
「カリウム」・「カルシウム」・「マグネシウム」を見てみると、桑「創輝」の葉に含まれる量は
・カリウム:バナナの約7倍
・カルシウム:牛乳の約33倍
・マグネシウム:ほうれん草の約4.6倍
と大変豊富です。
糖質へアプローチする特有成分も含有!
また、食事に含まれる糖が吸収される際に、桑の葉の特有成分が働きかけることにより、その吸収を穏やかにしてくれることが分かっています。
糖質にアプローチする特有成分の働きは、血糖ケアにも期待できます。
そして、高めの血圧・血糖値にお悩みの方でも自然食品の桑の葉茶なら安心して飲んでいただけます。
桑の葉(桑葉)が持つ豊富な栄養成分とは?
桑の葉(桑葉)の栄養成分に注目が集まる理由
桑の葉には、カルシウム、マグネシウム、鉄分など、体に必要なミネラル、ビタミン、亜鉛、食物繊維など栄養成分が豊富に含まれています。 腎臓や肝臓はもとより、内臓にも必要な栄養成分が豊富な為、お茶をはじめ青汁の原料としても大きく注目されている健康茶です。 昔は、数える程度しかなかった桑商品も、現在は薬に頼らない健康維持食品、補完療法で健康にアプローチ出来るものとして、高い期待が桑に集まっています。お手軽にカルシウム補給
カルシウムは、骨の健康をサポートする栄養素ですよね。 しかし、それ以外にも精神安定、心筋の正常機能、血液凝固作用促進など、私達の生命維持で重要な役割を担う存在です。ダイエットでカルシウム不足?
ダイエットで食事制限している方の中には、カルシウム不足の人も意外に多いです。 また、女性であればホルモンバランスの影響を受けて、骨粗鬆症を引き起こすリスクが高まります。 他にも、カルシウムが不足すると様々な影響が身体に現れることがあります。 詳しくは、次の記事をご覧ください。現代人が不足気味なカルシウムの補給は桑の葉(桑葉)で!
そんなリスクにも桑の葉茶は役立つことが出来るので、日常生活で桑の葉茶を取り入れて健康維持を意識することが出来ます。 カルシウムがたっぷりの桑の葉青汁がおすすめ!不足している食物繊維の補給
桑の葉には、食物繊維も豊富に含まれています。吸収されないけど、第六の栄養素
食物繊維は、体内吸収されないですが健康維持には大切な成分で、第六の栄養素と言われている位です。 体内で食物繊維は便通にアプローチして、善玉菌の餌となり腸内環境改善が期待出来ます。腸内環境を整えることが健康維持に繋がる
腸内環境が整っていることは、健康状態維持には必要です。腸には下痢の発生を抑制、便秘の改善を行うビフィズス菌。 多種多様で腸内環境を整える乳酸菌。これらが整腸作用のある成分として知られていますが、腸内環境改善には食物繊維は必須の栄養素です。食物繊維を摂取する効果
食物繊維は便量を増やし腸内に蓄積された老廃物を体外排出する、血糖値上昇やコレステロール吸収抑制効果があります。 桑の葉茶を飲むことで、手軽に食物繊維を摂取しつつ整腸作用で腸内環境を整えられるので、理想的な食物繊維の摂取方法と言えます。生活習慣病の予防にも!
また、食物繊維は低カロリーなので、色々な生活習慣病予防もサポートします。 このように、健康維持やダイエットに強い味方になってくれるので、お腹のスッキリ感を得たい方、ポッコリお腹が気になる方には、桑の葉茶はお勧めです。亜鉛は糖代謝に必要な栄養素
亜鉛は、新陳代謝、エネルギー代謝、免疫反応など、色々と体内の働きを正常にサポートする役目を担っています。血糖値の正常化にインスリンが必要
また、糖代謝に必要なインスリンを生産する為にも必要な栄養素であり、血糖値を下げることにも役立ちます。 さらに、皮膚や粘膜の健康維持を助けるので、免疫力アップや風邪予防にも効果を発揮します。 糖代謝に寄与するだけでなく、亜鉛が不足すると高血圧のリスクを高める可能性があるという研究報告もあります。亜鉛は桑茶で積極的に摂りましょう!
主に、亜鉛は、骨格筋・骨・皮膚・肝臓・脳・腎臓などにある成分で、タンパク質合成に関わる酵素材料であり、体内で作り出すことは出来ないので食事で摂取する必要があります。 なので、日頃からお茶で摂取可能な桑の葉茶は重宝出来る存在です。白髪予防にも!?
桑の葉茶に多く含まれる亜鉛は、不足すると白髪の原因になることがあります。 亜鉛は、髪を構成するたんぱく質の働きを手助けしたり、髪を黒くする色素細胞でもあるメラノサイトの働きを活発にしてくれたりと、白髪予防や健康な髪を保つために重要な役割を担っています。血液を作る鉄
鉄は、体に必要なミネラルの一種です。鉄はたくさん必要
特に、運動する時には多くの酸素を必要とし、体にかかる衝撃で赤血球が壊れることもあり、普段の日常生活より鉄を沢山消費します。 なので、血液を作る為に必要な栄養素なのです。4人に1人は貧血!?
日本人女性は、4人に1人が貧血と言われており、鉄不足には気を付けたいところです。 コーヒー、紅茶、緑茶にはタンニンと言って、鉄吸収を阻害する成分が含まれていますが、桑の葉茶にはタンニンも含まれておらず、そう言った点もメリットです。アミノ酸の一種GABA
桑には、GABAと言われるアミノ酸の一種も含まれています。 動物、植物、微生物など非タンパク質構成アミノ酸であり、体内ではグルタミン酸から作られています。 GABAは、脳内の抑制性神経伝達物質として働きがあり、不安や興奮状態を緩和する精神安定作用を持っています。 また、交感神経から出るノルアドレナリン放出を抑制し、血圧低下作用にも効果を発揮します。 近年、GABA入り発芽玄米やチョコレートなども販売されており、GABAの有用性も注目されていますよね。ノンカフェインで安心
例えば、妊娠さんや胃が弱い方をはじめ、カフェイン摂取を控えている方、摂取量を制限している方などが現代では増えていますよね。 桑の葉茶はノンカフェインなので、毎日気にせず飲むことが出来るのもメリットです。 なので、妊婦さん、お子様、赤ちゃんでも安心して飲むことが出来ます。 このように、ノンカフェインのドリンクは、カフェインを摂取するべきでは無い方も安心・安全に飲むことが出来、身体に優しいドリンクで健康をケアしていけます。クロロフィルには発がん防止効果も?
葉緑体に含まれるクロロフィルは葉緑素とも呼ばれる緑色の天然色素です。 クロロフィルの持つ抗酸化作用には発がん防止効果があると謳われており、そのような作用があると期待できます。桑都八王子で誕生!桑「創輝」の桑の葉茶
開発に55年!農林水産省登録品種「創輝」
桑にはたくさんの品種がありますが、食用として研究・開発されたクワ品種があることをご存知でしょうか。
その名も「創輝(そうき)」。
桑「創輝」は55年の歳月をかけて開発され、食品用クワ品種として2008年に農林水産省に品種登録されました。創輝の桑の葉茶は、食品用の名に恥じぬ、芳醇な味わいとほのかな甘みが特徴です。
桑との関わりが深い町「八王子」
「創輝」誕生の地である東京都八王子市は、古くから養蚕や織物の町として栄えてきた歴史があり、その美称に「桑都(そうと)」とつくほど桑と関わりが深い地域です。
桑都の物語は、東京都初の日本遺産「霊気満山 高尾山~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」として認定されています。