【日本遺産桑都物語】多摩織の第一人者に訊く「桑ストール」制作秘話

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このたび、八王子の伝統工芸「多摩織」桑「創輝」のコラボレーション商品として『創輝桑ストール』が完成いたしました! ここでは、桑ストールの制作にあたってくださった職人さんにもご協力いただき、制作秘話をご紹介いたします。

伝統工芸品「多摩織」とは

経済産業省より「伝統工芸品」に指定

八王子を代表する伝統工芸品、「多摩織(たまおり)」。 主に八王子市、あきる野市で生産されている絹織物で、1980年には経済産業省より「伝統的工芸品」に指定されています。

「多摩織」の起源

「多摩織」の起源は古く、平安時代まで遡ります。 そんな歴史ある「多摩織」と、「桑」にはどのような繋がりあるのでしょうか。

「多摩織」と「桑」の深い繋がりとは?

八王子は「桑都(そうと)」と称されるほど、古来より絹織物産業が盛んでした。 そのため、養蚕業も盛んで生糸を生む蚕の餌として、桑は欠かせない存在でした。 八王子と桑には「絹織物」を通じて、昔から深い繋がりがあったのです。

「桑ストール」の生みの親、澤井社長へインタビュー

約120年の歴史を誇る「澤井織物工場」

古くから桑との縁が深い八王子に長年続く織物工場があります。 それが「澤井織物工場」様。 なんと創業から約120年の歴史を誇る老舗の織物工場です。

「多摩織」の第一人者!澤井社長

今回、お話を伺ったのは、澤井織物工場の社長の「澤井伸(さわいしん)さん」です。 厚生労働大臣より「卓越した技能者」として彰された、「多摩織」の第一人者です。

質問①多摩織の特徴とは?

澤井社長
多摩織の特徴として、5種類の布があるんですね。
澤井社長
お召し織紬(つむぎ)織風通(ふうつう)織変わり綴(つづれ)捩(もじ)り織
澤井社長
使われている糸はすべてシルクで、先染めなことが特徴です。

質問②桑の葉でストールを作るにあたってのエピソードとは?

澤井社長
創輝の桑茶染めに本腰を入れて作業にとりかかったのが去年(2020年)の初め頃。
澤井社長
お茶の量を、布に対してどれくらい入れるか試行錯誤し、 綺麗な黄色カーキ色に染め上げました。
澤井社長
今後、泥染めで泥につけてみてどんな色合いが出るか試してみたりなど、 桑染めを深く掘り下げていきたい
 

天然素材の桑「創輝」ってどんな桑?

農林水産省に登録!日本で唯一の食用桑葉品種「創輝」

肌に優しい天然素材として桑「創輝」でストールを染めていただきましたが、 そもそも八王子市で誕生した桑「創輝」は食用に新しく開発された美味しい”桑”です。
2008年には日本で唯一、食用の桑葉品種として農林水産省に品種登録されました。

桑「創輝」に込められた開発者の願い

創輝には「桑畑が広がっていた八王子の原風景を取り戻したい」という開発者の願いが込められています。

まとめ

八王子市は、昔から絹織物産業が盛んで、蚕を育てるための桑畑がたくさん広がっていました。
また、桑の都と書いて「桑都(そうと)」と呼ばれるほど、桑となじみの深い地域なのです。
そんな八王子で誕生した桑「創輝」と八王子の伝統工芸品「多摩織」とのコラボレーションで生まれた「創輝桑ストール」。
匠の技で紡がれた、ここにしかない、唯一無二のストールです。
 
マルベリーちゃん
創輝桑ストールが気になる方は、画像下のボタンから詳細をご覧ください!
桑茶で染めた桑ストールはコチラ      

動画を見る:【桑都物語】多摩織の第一人者に訊く!桑ストール制作秘話【祝・日本遺産認定】

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