祝・黄綬褒章受章!澤井織物工場 澤井社長へ記念インタビュー【後編】

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黄綬褒章 受章!澤井社長は現代の名工!

2021年秋、長年の功績が称えられ、厚生労働省より黄綬褒章を受章された澤井伸社長。

卓越した技能者「現代の名工」

澤井伸社長は、これまでにも「東京マイスター」や「卓越した技能者『現代の名工』」として表彰されるほど優れた技能を持つ職人さんです。 今回、澤井社長は「多年織布工としてよく職務に精励したこと」を評価され、黄綬褒章を受章されました。

澤井伸社長へ受章記念インタビュー【後編】

今回は、澤井社長へのインタビュー後編です。 前回の動画をまだ見ていない方は、前編もチェックしてみてください。   前編を見逃した方はこちらからチェック

新たに桑の葉茶で先染めした「紬織の着物」が完成!

 
マルベリーちゃん
今回新たに桑の創輝で染めてくださった紬織の着物があるとお伺いしているのですが、 どのような経緯で作ることになったのでしょうか?
 
澤井伸社長
今回この着物を作る前に、一応その前にストールを染めていました。 ストールを染めていると、やっぱり無地染めなので少しムラができやすい。
澤井伸社長
それと、うちは先染めがメインなので、先に糸を染めて それから布を織るというやり方を重要視して、今回の着物にしてきました。
澤井伸社長
だからこれは縦糸と横糸を桑のお茶で染めて織り込んでいます
マルベリーちゃん
そうなんですね!
澤井伸社長
それと、ここに白い糸が入っているんですけれども この白い糸は、天蚕糸(てんさんし)といって貴重な糸なんですけれども 一応それを織り込んでいます。こういうようなちょっと変則的な染柄に織り込んでいます
マルベリーちゃん
桑染めの渋い風合いに、天蚕糸の白色がアクセントになっていて、とても素敵ですね!
澤井伸社長
製作日数は結構時間がかかるんですけれども、 うちの奥さんに制作をしてもらっていて、 染めるのは私が染めています。
澤井伸社長
これは「東京都美術館」と、それから「新国立美術館」の 両方で展示させていただいたものです。

新たな挑戦への原動力は「好奇心」

マルベリーちゃん
今でも伝統を守りながら新しいことにチャレンジし続けていらっしゃる その原動力は何でしょうか?
マルベリーちゃん
また、今後の目標についてもお伺いできればと思います。
澤井伸社長
その伝統は守るというか、ある程度基準があるので そこの中でのものの作り方なんですけれど、 そのほかに付随して、もう少しその布をどう活用するか という方向のことも考えていかないといけない。
澤井伸社長
あとは伝統工芸じゃない、違う部分に関しては やはり機能が付いている布とか そういう形のものをちょっと作っていきたいなと思っています。
マルベリーちゃん
機能が付いている布」って面白いですね!
澤井伸社長
試行錯誤しながら少しずつ前に進んでいる状態なのですが。やはり好奇心がないとなかなか… そのへんが社員にブーイングされています…(笑)
澤井伸社長
社長が一人でやりたいことをやるのに 付き合わされているような感じはするんですけど、
澤井伸社長
ただやっぱりある程度、前向きなこともしていかないといけないというところですね。

創輝桑ストールは本物の逸品!

職人、澤井伸社長のこれまでの経験や技術の粋(すい)を結集して作られた創輝桑ストール
  • 日本遺産 桑都物語
  • 織物の町 八王子
  • 伝統工芸 多摩織
  • 優れた 職人の技
どれ一つ欠けても誕生しえなかった創輝桑ストールは、本物の逸品です。
マルベリーちゃん
ぜひ、手に取ってみていただければ嬉しいです。
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