血糖値を下げるために大切なのは
運動と食事です。食事の中で日々摂取している糖質は消化吸収を通して最終的にブドウ糖に分解されます。
体を動かすために必要なエネルギーであるブドウ糖ですが、摂りすぎは危険。しかし運動すれば、血液中のブドウ糖が筋肉で大量に消費され、血糖値を下げることができます。
運動と食事を上手くコントロールして、
血糖値を安定させましょう。
血糖値を下げるのに効果的な運動とは
長時間できる有酸素運動が効果的
血糖値を下げるためには、
ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの「
有酸素運動」が効果的です。運動時間が長くなれば、より多くの糖を筋肉で消費できるので、
長時間できる有酸素運動が適しています。
効率が良いのは下半身トレーニング
運動不足の人は、
ウォーキングを食後に20分、無理のない範囲で始めるのがおすすめです。
こうした有酸素運動に加え、
筋力トレーニングを行うと糖の代謝を増やしてくれるので、さらに有効です。筋肉量を増やせば、より糖を消費しやすい体になります。特に
大きな筋肉がある下半身を鍛えると良いとされています。
運動をする適切なタイミングとは?
効果のある運動・効率の良い運動は、先に述べた通りですが、いつ運動をやるべきか?とお悩みの方もいると思います。
運動は、
食後1時間以内がおすすめです。
血糖値のピークは食事のおよそ1時間後にくるので、その前に運動を開始すれば、
食後の血糖値の上昇を抑えられます。
食事習慣で気をつけたいこと
基本的なチェックポイントとしては下記があります。
• 腹八分目にする
• 食品の種類を多くする⇒バランスの良い食事
• 脂肪は控えめに
• 食物繊維を多く含む食品を摂る
• 味付けは控えめに ⇒高血圧の割合が高くなる
• 朝・昼・夕の食事を規則正しく
• ゆっくりよく噛んで食べる
桑の葉は体を守る強い味方
血糖値をコントロールする鍵とは?
糖の吸収をいかにして抑えるか、これが
血糖値をコントロールする鍵となります。
桑の葉の場合、
1-デオキシノジリマイシン(1-DNJ)という成分が
豊富に含まれていることが、血糖値抑制に作用するとされています。
炭水化物は胃で消化され、最終的に小腸でα-グルコシターゼと呼ばれる糖分解酵素によってブドウ糖に分解されて、体内へ吸収されます。
桑の葉が血糖値の上昇から守る
1-DNJはこのα-グルコシターゼを阻害する働きがあるので、
糖の吸収を抑えてくれるのです。
ブドウ糖に分解させず、体に吸収させないなど、桑の葉は
血糖値を上昇させてしまう糖から私たちの体を守ってくれる強い味方なのです。
お茶として飲む、お菓子や料理に素材として使うなど、工夫しだいで毎日美味しく、飽きずに摂取できます。