皆さんは、桑の葉茶の効果・効能を知っていますか?
蚕の餌として利用されている桑の葉ですが、実は、古くから生薬として使用されており、近年は、体に優れた効能を発揮する健康食品として注目を集めています。
ここでは、今注目の桑の葉茶の優れた効果・効能についてお届けします。
動画では桑の葉茶の基本的な作り方をご紹介しておりますが、濃い目のお茶が好きな方は茶葉を足す作り方をお試しください。
反対に、薄めのお味がお好みの方は、茶葉の量を少なめに調整する作り方がおすすめです。
目次
- 桑の葉茶の効果・効能とは?
- 桑の葉茶を効果的に飲むタイミング
- 桑の葉茶(桑茶)の飲み過ぎは危険!?
- 桑の葉茶は肝臓にも効果あり?
- 桑の葉茶に副作用はあるの?
- 血圧への作用&副作用は?
- 桑の葉に含まれる栄養とは?
- 桑の葉茶は女性にもうれしい作用が
- 桑の葉茶の効果・効能まとめ
- 桑の葉茶の関連商品はこちら
桑の葉茶の効果・効能とは?
桑の葉茶の効果・効能(1)血糖値の抑制
桑の葉の特有成分が血糖値の抑制に効果あり!
通常では食事で摂取した糖質が小腸に運ばれると、糖質分解酵素により単糖類に分解されます。 分解された単糖類が小腸で吸収されることによって血糖値が上昇する仕組みです。 桑の葉にはブドウ糖に似た構造をしている、1-デオキシノジリマイシンが豊富に含有されており、この成分が血糖対策に作用します。 糖尿病対策やダイエット効果においても注目されている成分で、桑の葉はこの成分を自然界で唯一多量に含んでいる植物と言われます。特有成分の働き
食前に桑の葉で1-デオキシノジリマイシンを摂取しておくと、小腸内の糖質分解酵素が糖質(ブドウ糖)と間違えて1-デオキシノジリマイシンと結合し、この成分が糖質分解酵素の働きを阻害します。 後から入ってくる糖質が分解されずに小腸を通過し、分解が阻害された糖質は小腸で吸収されずに食後の血糖値上昇を抑制することが出来る仕組みになります。特有成分は糖尿病予防に効果があるのか?
糖尿病の予防には、食後の急激な血糖値の上昇を抑えることが重要であると言われています。 前述のように桑の葉に含まれる特有成分には糖の吸収を緩やかにする働きが認められており、近年、糖尿病予防に対する効果に期待が高まっています。内臓脂肪型肥満予防にも!
内臓脂肪型肥満とは、お腹周りの脂肪が過剰に蓄積しており「リンゴ型肥満」とも呼ばれている肥満のことを言います。不摂生が内臓脂肪型肥満の原因に!?
主に男性に多く見られ、生活習慣病とも密接に関わっています。 内蔵脂肪型肥満の予防には、バランスの良い食事や適度な運動、生活リズムを整えることなどが大切です。桑の葉で糖の吸収を抑えます!
また、「インスリン」の過剰分泌も脂肪が増える原因となるので注意が必要です。 桑の葉の特有成分には、食事で摂取する余分な糖の吸収を妨げる働きがあります。 そのため、食後の血糖値の上昇が穏やかになり、インスリンの過剰分泌の抑制につながります。桑の葉茶の効果・効能(2)ダイエット
桑の葉茶に含まれる1-デオキシノジリマイシンによって糖質の吸収抑制効果が期待できるため、ダイエット中で糖質を抑えたい方にも向いています。 また、桑の葉茶に豊富に含まれている食物繊維が、腸内環境を整えてくれ痩せやすい体質へと導いてくれるのです。桑の葉茶の効果・効能(3)便秘やむくみ
便秘に嬉しい食物繊維が豊富!
一般的な桑の葉茶の原料である桑の葉には、食物繊維が豊富に含有されており、含有量はホウレンソウの約72倍、ゴボウの約8倍、緑茶の約3倍と言われています。 食物繊維は、大腸に作用して善玉菌の繁殖を促進します。 その働きにより、腸内で善玉菌が増えると便秘の改善にもつながるのです。桑の葉の特有成分も便通改善をサポート!
桑の葉に含まれている1-デオキシノジリマイシン(DNJ)によって小腸で吸収されなかった糖質は大腸で分解されます。 この時、発生する炭酸ガスや水素ガスによって大腸が刺激されて便通が改善されます。このほか、桑の葉の成分には動脈硬化の抑制にもつながる働きもあります。むくみにはカリウムが有効!
むくみは、体内の水分がうまく排出できず、めぐりが悪くなることが原因のひとつとして挙げられます。 また、塩分(ナトリウム)を摂りすぎると、体内の塩分濃度を調整しようと水分を溜めこむので、むくみに直結します。 桑の葉茶に含まれる「カリウム」の効果・効能の1つに、摂りすぎた塩分を尿として排出するのを促す働きがあります。 そのため、桑の葉茶はむくみ解消につながるお茶としておすすめです。桑の葉茶の効果・効能(4)高血圧にもたらす作用
桑の葉は、高血圧の方に有用な成分を含んでいます。- GABA:アミノ酸の一種であるGABAは、リラックス効果があるだけでなく、血管の収縮をやわらげる働きにより血圧を下げる効果も期待されています。
桑の葉茶の効果・効能(5)目の疲労回復に効果的
目の疲れ・かすみ・痛みを緩和
桑の葉茶には目の疲労回復に働きかけるアントシアニンが含有されており、このアントシアニンは多くのサプリメントの原材料にも用いられている成分です。 サプリメントにも配合されている程効果のあるアントシアニンが桑の葉茶には豊富に含有されています。 植物には紫外線など有害な光から守る為にアントシアニンを生成し、有害な光のダメージを受けやすい目を守る効果があります。 目の網膜に存在する紫色の色素ロドプシンに作用し、目の疲れ・かすみ・痛みを緩和させます。網膜の毛細血管から目に栄養を運ぶ
桑の葉茶に含有されるアントシアニンには、ロドプシンの再合成を促進してくれるので、目の回復に高い効果・効能を発揮します。 またアントシアニンには毛細血管の保護・強化や血行促進作用もあり、網膜の毛細血管に働きかけて、疲れた目にしっかり栄養を運びます。 アントシアニンは、即効性は期待出来ますが体内蓄積されにくい為、毎日桑の葉茶を飲んでアントシアニンを摂取することが重要です。桑の葉茶の効果・効能(6)抗酸化作用
人の体に悪影響を及ぼす活性酸素
桑の葉茶は体の健康維持に必要な成分が豊富に含有されています。 抗酸化作用があるアントシアニンやサポニンが豊富なので、細胞活動で生じる活性酸素の働きを抑制します。 体内で代謝可能な活性酸素量であれば、特に健康に問題はありませんが、大量の活性酸素の発生は細胞破壊や変質など悪影響を及ぼします。加齢による衰えを抑える効果も
大量の活性酸素の発生は皮膚代謝を滞らせて肌老化を招く、癌(ガン)細胞発生の原因、アルツハイマー、生活習慣病を引き起こす原因物質など様々な影響が出てきます。 先にご紹介したアントシアニンやサポニンは、活性酸素の働きを抑える作用があると言われており、人体を錆びつかせない有効物質となっています。桑の葉茶の効果・効能(7)貧血予防対策
貧血になってしまう原因
血中の赤血球数であるヘモグロビン濃度が、正常値より少ない状態になると貧血になります。 貧血の原因には骨髄の働きが低下、ビタミンB12や葉酸の不足、赤血球異常などが挙げられます。一般的に知られているのは鉄分不足です。鉄分は食事で摂取する
赤血球のヘモグロビンの主成分は鉄分なので、その鉄分が不足するとヘモグロビン生成が行われません。 すると、貧血状態に陥ってしまうため食生活の中で鉄分を摂取することは大事です。 しかし、偏食が進む現代の食生活では、食事を考えて鉄分を安定的に摂ることは難しいでしょう。桑の葉茶で鉄分を効率よく摂取
鉄分を多く含む食べ物にはレバーなどが代表的な食べ物に挙げられますが、実は桑の葉茶にも豊富に鉄分が含有されています。 桑の葉茶を食事中や食後に飲むことで、食べ物から摂取する鉄分と共にさらに鉄分を摂取することが出来ます。 食事中に緑茶、食後にコーヒーや紅茶などを楽しみたい方もいると思いますが、緑茶、コーヒー、 紅茶などには鉄分吸収を阻害するタンニンが含まれているので桑の葉茶がおすすめなのです。 鉄分は桑の葉茶で手軽に摂取しましょう。桑の葉茶の効果・効能(8)他にもこんな良い作用が!
亜鉛で白髪予防!
その他にも、桑の葉茶に含まれる亜鉛は、白髪予防にも深い関りがあると言われています。クロロフィルには発がん防止の効果が!?
また、葉緑素とも呼ばれる緑色をした天然の色素細胞であるクロロフィルには、抗酸化作用があります。 昨今、その作用による発がん防止効果に期待が寄せられています。桑の葉茶を効果的に飲むタイミング
飲むタイミングは「食前」がおすすめ!
桑の葉茶に含まれている特有成分は、食事によって摂取した炭水化物などの糖の吸収を緩やかにする働きがあるため、食事の前に体内に取り込んでおくことが大切です。 そのため、効果的に桑の葉茶を飲むタイミングとしては、「食前」をおすすめしております。まずは3ケ月~6ケ月飲んで様子を見てみよう
桑の葉茶(桑茶)は、短期間にたくさん飲めば劇的な効果が表れるというものではありません。 毎日少しずつ摂取し、できれば3ケ月~6ケ月ほど続けてみて効果を判断していただくことをおすすめします。桑の葉茶の基本的な作り方
桑の葉茶の基本的な作り方を知りたい方は、次の動画をご覧ください。美味しい桑の葉茶の基本的な作り方
- お水を用意する
- 予め、急須とティーカップにお湯を注ぎ温めておく
- お湯を捨てた急須に桑茶の茶葉を入れ、お湯を注ぐ
- 蓋をして蒸らす
- ティーカップに桑茶を注ぐ
桑の葉茶(桑茶)の飲み過ぎは危険!?
桑の葉茶(桑茶)の 1日の摂取量ってどのくらい?
桑の葉茶(桑茶)の1日の摂取量については、基本的に上限はなく、また今現在明確な基準もありません。 桑の葉茶は、健康茶として身体に良い作用が期待されていますが、あくまでもお茶であり薬ではありません。 カフェインを含まないので、量や時間を気にせずに飲むことができます。 また、桑の葉茶よりも一度にたくさんの栄養を摂取できる青汁についても摂取量は気になりますよね。 そんな方は、次の記事をご覧ください。 桑の青汁を飲み過ぎると肝臓に悪いって本当?「取り過ぎの目安とは?」桑の葉茶(桑茶)を飲み過ぎるとどうなるの?
1日の摂取量に上限がないとはいえ、もし、桑の葉茶を飲み過ぎてしまったらどうなるのでしょうか? 可能性として挙げられるのは、- 利尿作用によりトイレの回数が増える
- 食物繊維の整腸作用でお腹が緩くなる
桑の葉茶(桑茶)を飲まない方がいい人とは?
前述でも述べた通り、桑の葉茶は薬ではありませんので副作用などは基本的になく、基本的にはどなたでも飲んでいただけるお茶です。 しかし、桑の葉茶に含まれる成分によっては、飲まない方がいい人や飲む前にしっかり確認したほうがいい方もいます。 どのような方が該当するのか、次の記事で詳しく説明しています。 気になる方は、以下のリンクからご確認ください。 桑の青汁を飲み過ぎると肝臓に悪いって本当?「飲用に注意が必要な方とは?」桑の葉茶は肝臓にも効果あり?
桑の葉茶には肝機能を補助する栄養素が!
肝臓の役割とは
肝臓には器官の中でも大事な役割を担っています。 人の体にとって有害物質である、アンモニアやアルコールなどを分解して解毒する働き、脂肪消化・吸収をサポートする胆汁、グリコーゲンやビタミンなどを蓄えて血中に放出するなどの働きをしています。 健康な方であれば桑の葉茶を飲むことで肝臓に悪い影響はありません。肝臓の働きを助ける食材
肝機能補助効果のある食べ物にはタウリン、シジミ、アサリなどが知られていますが、肝機能補助にはタウリンの他にもビタミン類の摂取も必要です。 特にビタミンA、C、E、B1、B12は肝機能補助効果が高いので、積極的に摂取したい栄養素です。 桑の葉茶には、肝機能補助のビタミンB1が豊富なので、アルコール摂取後の翌朝など、肝臓に負担をかけた時には桑の葉茶はおすすめです。桑の葉茶に副作用はあるの?
副作用はありません
桑の葉茶を飲みたいと思っても腎臓や肝臓に持病がある方は、副作用が気になりますよね。 桑の葉は、蚕しか食べないため他の動植物には毒なのでは?と言われることがありますが、 現時点では、桑の葉茶を飲んだ方に副作用が出たというデータはなく、基本的に副作用はないとされております。おなかが緩くなる?
また、善玉菌の餌となる食物繊維が豊富な桑の葉茶は、腸内の健康をサポートする効果が期待できますが、飲みすぎや体質によってはお腹が張ったり、お腹が緩くなったりすることもあるので、副作用と感じる人もいるでしょう。心配な方は飲む前に気を付けましょう。血糖値に問題がある方は医師へ!
ただし、桑の葉は、糖の吸収を緩やかにする特有成分の働きで血糖値を下げる効果があるため、血糖値を下げる薬を服用されている方は、薬の副作用がないか確認するため、主治医または薬剤師にご相談することをおすすめいたします。血圧への作用&副作用は?
桑の葉に含まれる特有成分の働きで血糖ケアに期待が高まっておりますが、血圧への作用や副作用も気になりますよね。 桑の葉には、「血圧が高め」と指摘され、気になっている方にも嬉しい栄養素が豊富に含まれています。 それぞれいったいどのような効果があるのか具体的に見ていきましょう。高血圧に作用する3大ミネラル(1)カリウム
「カリウム」の作用とは?
高めの血圧を改善したい場合、栄養成分の視点から重要となるのが「カリウム」です。 カリウムは野菜や果物に多く含まれる成分で、塩分に含まれるナトリウムの排出を促す働きがあります。カリウムは「むくみ」の改善にも!
ナトリウム(塩分)の摂りすぎが、むくみの原因となることもあります。 カリウムを摂ることは、高血圧の予防となるだけでなく、むくみの解消にも有効と言えるでしょう。創輝の桑の葉にはカリウムが豊富
血圧だけでなく、むくみにも有効なカリウム。 桑「創輝」の葉に含まれるカリウムの量は「バナナの約7倍」と大変豊富です。高血圧に作用する3大ミネラル(2)カルシウム
血圧に作用する「カルシウム」
さらに、血圧に作用する栄養成分として注目したいのが、「カルシウム」と「マグネシウム」の2つです。 カルシウム不足は体の不調に繋がりますが、日本人が慢性的に不足している栄養素といわれています。 ほとんどのカルシウムは骨に含まれていますが、実は、血液や細胞などにも存在していて、血液中に含まれるカルシウムは「筋肉の収縮」に関わっています。カルシウムと血圧の関係
カルシウムが不足すると、骨からカルシウムを取り出して不足を補おうとします。 すると、血液中のカルシウム濃度が高くなり、余った分は血管の筋肉中に取り込まれます。 それにより、筋肉が収縮して血管が狭くなり、血流が悪くなってしまうのです。 その結果、心臓はより強い力で全身に血液を送らなくてはならず、血圧上昇につながります。創輝の桑の葉にはカルシウムが豊富
前述の通り、桑の葉の表面にはカルシウムを蓄える細胞があるため、含有量は大変豊富です。
そのため、桑「創輝」の葉には「牛乳の約33倍」ものカルシウムが含まれています。
高血圧に作用する3大ミネラル(3)マグネシウム
「マグネシウム」の作用とは?
一方、マグネシウムには筋肉を弛緩させる働きがあります。 つまり、動脈を拡張させることで、血圧を下げる作用を担っているのです。 カルシウムとマグネシウムがバランスよく存在する場合は、血管の収縮と弛緩が正しく行われ血液の流れもスムーズになります。マグネシウム不足で起こる人体への影響
しかし、マグネシウムも必須ミネラルの1つでありながら不足しがちな成分です。 マグネシウム不足で起こりやすい体への影響には、下記のようなものがあります。- 高血圧
- 糖尿病
- 虚血性心疾患
- 神経疾患
- 不整脈
創輝の桑の葉にはマグネシウムが豊富
血圧に作用するだけでなく、体の中の酵素の働きを調整するという重要な働きを持つマグネシウム。
桑「創輝」の葉に含まれるマグネシウムの量は「ほうれん草の約4.6倍」と大変豊富です。
低血圧の人が桑の葉茶を飲んでも平気?
桑の葉に含まれる成分が高血圧に効果的であるのは分かりましたが、反対に、低血圧の方が桑の葉茶や桑の青汁を飲んでも問題はないのでしょうか。あくまでも「食効」!薬ではありません
結論から申し上げますと、桑の葉には、正常値を超えるほど極端に血圧を下げてしまう作用などはありません。 あくまで「食効」のため、薬ではないからです。 そのため、低血圧の方でも問題なく桑の葉茶や桑の青汁を飲んでいただけます。より効果的に栄養摂取するなら「桑パウダー」がおすすめ
カルシウムやマグネシウムなど、桑の葉に含まれる成分は体を健康に保つために必要な成分です。 むしろ、不足しがちな栄養素を桑の青汁などでしっかり補うことができるのでおすすめです。 より効果的に栄養摂取をしたい方は、葉をまるごと粉砕して作られたパウダー状の「桑の青汁」を試してみてはいかがでしょうか。 パウダーを溶いて飲むのはもちろん、料理やお菓子の隠し味としても使えます。「創輝」のパウダーは素材も味を邪魔しないので、毎日好きなアレンジで楽しめます。桑の葉に含まれる栄養とは?
ビタミン類は体の調子を整えるのに良い!
桑の葉には、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類が豊富です。